かえる不動産株式会社

  • 飲食サポート
  • 今だから考えること『食の豊かさは、心の豊かさ』

    2019年にコロナウィルスが日本でも蔓延しはじめ、既に3年が経とうとしています。
    Withコロナというワードが浸透しているように、私たちはウィルスとの共存を余儀なくされている状況です。

    そして、深刻なのはウクライナで起こっている戦争のことです。
    同じ人間として、穏やかな暮らしが突然奪われた人々がいること
    そして目的のために力ずくで奪っていく人間がいることに悲しくなります。

    一刻も早く戦争が無くなり、人々がお互いに思いやりと尊敬の念を持って解決することを願ってやみません。

    さて、話は重くなってしまいましたが
    私たちを取り巻く状況はこの3年で大きく変わりました。

    昨今は原油価格高騰や小麦等食材の高騰により飲食業も本当に難しい壁にぶつかっています。

    日本の食糧需給率は約37%、これが低いことは昔から問題視されていたことですが
    今回のように世界からの物流がストップし入ってこなくなると
    世界の食料にこれほどまでに頼っていたのか、と改めて驚くものです。

    そしてこれからは気候変動の影響により、世界中で食糧不足に陥ることが懸念されます。

    「今の生活が当たり前じゃない!!」そんな警笛を鳴らされている状況なのです。

    世界に認められる日本の食、この文化をどう守っていくことが出来るでしょうか?

    『食べることは生きること』
    私は基本的なこの考えを大切にしています。

    人は食べないと生きられないし、幸せになれない。
    (ちなみに食べなくても生きられる世界がいつかくるかもしれませんが、私にとってはすごく悲しいことです)

    美味しい食事を美味しく食べられる健康な身体が何よりも有難いし
    食事を通して精神的な幸福感や、満足感のほか
    生産者や料理人への感謝や尊敬の気持ち、季節を感じることの豊かさ
    必要な栄養を摂ることはもちろんですが、何よりも心と身体が喜ばせるために食事は必要不可欠の存在です。

    食事と言っても飲食店に関わる私としては「外食」の楽しさも必要不可欠な存在であると声を大にしてお伝えしたいです。

    先述した食事を通して得られる精神的な幸福感や、満足感は「飲食店」という環境で得られることも多いと思います。

    飲食店で提供される料理には料理人の方の手仕事であったり、「それを食べた人を幸せにしたい」という想いも込められています。
    そして生産者さんが作った食材を無駄にしないように、より美味しく、より魅力的にという創意工夫が詰まっています。

    大切な人との関係性を深めるための『非日常空間での食事』
    何か成し遂げた時、やり切った時に『ご褒美の食事』
    家族や周囲にいる人に感謝と伝えるための『おもてなしの食事』
    誕生日やお祝い事など『記念日の食事』・・・etc

    もちろん家庭での美味しい食事もとっても幸せな時間ですが、
    いつもと違う空間だからこその特別感や体験をすることが出来るのが『外食』の魅力だと思います。

    私は不動産業という立場と役割で飲食業に関わっていますが、食文化の豊かさは街の豊かさであり
    そこに住む人々の心の豊かさに繋がっている、と感じています。

    私たちが心も体も健康に豊かに生きられるように、少しでも魅力的な飲食店づくりのお手伝いができれば幸いです。

    長くなりましたが、読んでいただきありがとうございました。
    今大変な世の中だからこそ、改めて感じたことを書き綴ってみました。

    今の環境に感謝しつつ、これからも大切にしたい事をブレずに役割を全うしていきたいです。

    ★今回ご紹介のレストランは
    osteria de SASA さん
    http://www.osteria-da-sasa.com/index.html
    仙台市青葉区にあるイタリアンレストランです♪
    今年の誕生日はこちらで家族にお祝いしてもらいました!
    気になった方は是非チェックしてみてください。