かえる不動産株式会社

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  • 建物状況調査(インスペクション)

    皆さん、こんにちは。代表の齋藤です。

    2018年4月より宅建業法が改正され、新たに「建物状況調査(インスペクション)の告知」が私たち仲介業者に義務づけられました。

    建物状況調査(インスペクション)って何?という方もいらっしゃると思います。
    建物状況調査(インスペクション)とは一般的に住宅診断、住宅詳細調査、ホームインスペクションといわれ、アメリカでは取引全体の7割以上でホームインスペクションが行われており、すでに常識となっております。

    なぜ日本ではあまり知られていないのかというと、日本はまだまだ新築住宅が良しとされ取引の8割以上を新築住宅が占めるからです。ちなみに国土交通省の資料によると、アメリカでは住宅市場全体の83.1%を中古住宅が占め、イギリスでは87%に達しています。
    年間売り上げの8割以上は中古住宅で、新築住宅は1割~2割程度に過ぎません。
    日本では長い間、新築住宅を建てては壊し、壊しては建て直す―を繰り返してきました。
    「一戸建ては20年たったら建物の価値はゼロ」といった偏見をなくし、中古住宅の価値を正しく評価するために建物状況調査(インスペクション)を行うことを推奨したのです。

    このように建物状況調査(インスペクション)は中古住宅の市場を活性化させるために行われます。

    具体的にはどんな調査を行うのかというと、建築士などの資格を保有した既存住宅状況調査技術者が、主に構造耐力帖主要な部分と雨水の侵入を防止する部分を調べます。
    この調査によって買主は建物の価値を正しく評価でき安心して購入できると共に、売主にとっては正しい価格が提示でき、また補修が必要な場合であっても、その費用を事前に把握しておくことはスムーズに売却を行うために必要な取り組みになると思われます。

    現在日本では少子高齢化により空き家の増加が明確化していますが、多くの空き家は築年数のかさんだ中古住宅で、その性能の不明確さも加わり、建物自体の価格がつかずに土地値として取引されてきました。
    問題なく使用できる中古住宅なら建物が正しく評価され、売主にとっては高く買ってもらえるメリットが、買主には予算を抑え購入できるメリットが生まれるのです。

    このような取り組みがスタートする中、もし新築住宅の購入、建て替え等をお考えの方がいらっしゃいましたら、今後一層安心して購入できる中古住宅も視野に入れてみてはいかがでしょうか?
    また中古住宅の売却をお考えの方がいらっしゃいましたら、建物の正しい価値を判断するため、また買主に安心を提供するため、建物状況調査を行ってみてはいかがでしょうか?
    既存住宅状況調査技術者のご紹介は弊社でも承っております。

    お気軽に、かえる不動産までお問い合わせくださいませ。

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    代表取締役/宅地建物取引士/相続カウンセラー
    齋藤尚子